「知らない人にあいさつされたら逃げるように教えているので、あいさつしないように決めて」-。神戸市のマンションで、小学生の保護者が提案し、マンション内のあいさつが禁止になったという地元紙への投書がネット上で賛否を呼んでいる。神戸市では平成26年、路上で声をかけられた女児が殺害される事件が発生。同市教育委員会はあいさつ運動を進めつつ防犯指導も行う。あいさつと防犯について、明石要一千葉敬愛短大学長と、セコムIS研究所の舟生岳夫氏に見解を聞いた。(高橋裕子、篠原那美) 社会への扉開く第一歩千葉敬愛短大学長 明石要一氏 ――投書を読んだ印象は 「意外だった。周りから孤立している『ひとりぼっち社会』がここまで進行したのかと驚いた」 ――あいさつ禁止が決まる背景とは 「子供を含めた生活空間として、いとこら親族を含む『身内』、顔や名前を知っている地域社会などの『世間』、知らない人の『赤の他人』がある。昭和
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