先日、当サイトで「“底辺”という言葉を簡単に使うべきではないけれど。「アルファベットが分からない」中高生は当たり前にいて、彼らの英語力は、私たちの想像を超えている」という記事を公開したところ、多くの反応を頂きました。 中3になってもアルファベットが覚えられず、英語のテストで7点しか取れない子たちの実態については、「文字が覚えられないのは学習障害では?」とのコメントも頂きました。 一部にはそうした事例もあることは確かですが、学習障害でなくとも、英語が苦手な子は沢山います。今回は、そうした低学力層が生まれる要因のひとつが「教科書」にあるのではないか、というお話です。 英語に親しむだけでは、テストの点数は上がらない 学力が普通以下の子たちは、教科書通りに教えても、なかなか点数が上がりません。その一因は「教科書の構造」にあります。 一般的な中学生が使う教科書は、「英語に親しむ」ためには優れた教材で