東北地方などで放射性セシウムに汚染された稲わらが肉牛に与えられていた問題を受け、県は3日、県内で飼育され食肉処理されるすべての肉牛について放射性物質の全頭検査を行う方針を決めた。 これまで県は、稲わらの利用実態調査などで安全性を確認できているとしていたが、牛肉全体の取引価格低迷などを受けて県内272戸の肥育農家ごとに1頭を検査する「全戸検査」を検討するとしていた。 しかし、周辺各県で全頭検査実施の動きが強まる中で「市場からの要請は全頭検査」(県農業政策課)として、急遽(きゅうきょ)全頭検査の実施を決めた。 厚労省から使用が認められた放射性物質簡易測定機器の精度確認に時間がかかるため、実施は早くても来週以降になる見通しだ。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く