起業をめざし、上京して就業実習をする学生がいる。 私立甲南大学(神戸市)の津田裕昭さん(22)が、4年生になるこの春から大学を休学してまで上京したのは「逃げられない状況に自分を追い込み、インターンシップ(就業実習)だけに向き合う環境を作りたかったから」だった。 関西の企業で、すでに2回、長期の実習経験がある。三つ目の実習先は中古書籍販売チェーンを全国展開する「ブックオフコーポレーション」(本部・神奈川県相模原市)。先月上旬から東京で生活を始めた。来年3月まで東京都豊島区の目白駅前店で働く。住まいは借り上げ社宅。部屋代が全額補助され、住居の心配がないことも利点だ。 実習が始まって2週間後に店をのぞくと、津田さんは、持ち込まれた本をふいてきれいにしたり、本棚を整理したりする姿も板についてきたようで「仕事がある日もない日もすごく楽しい」。将来は起業を考えるだけに「目標は、ブックオフの店長となり、
大学生や高校生の企画で、中高生が議論する場がある。 「日本は大きな軍事力を持っている。現状に合わせて憲法は変えるべきだ」 「現状を憲法の理念に合わせることも必要では」 車座になって熱心に意見を交わすのは、中学2年から高校3年までの7人。大人でも敬遠しがちな「憲法9条改正」がテーマだ。「マスメディアは戦争をとめられるか」「本当の国際支援とは?」「貧困問題」「エリート教育ってどうなの?」がテーマのグループもある。 中高生が子供の視点で社会について1泊2日で話し合う「子ども国会」。3回目となる今回は、13〜18歳の39人(うち女子31人)が参加。会場の国立オリンピック記念青少年総合センター(東京・代々木)で、明け方まで議論を続けたグループもあった。 ◎ 「国会」を企画する側は大学生や高校生だ。実行委員11人の1人、久間木宏子さん(18)(高校3年)は昨年、議論に参加し、今年は運営する側に回った。
東京農工大製のアイスクリームを食べながら、女子高校生たちにアドバイスをする宮浦教授(右) 理系志望の女子高校生向けに、大学を知る場が生まれている。 「女性で教授というと、怖いと思われるかもしれないけど、(接してみれば)そうでもないでしょ。好きなことをコツコツやっていた結果、今がある。子育てしながら研究もできます」 東京農工大学(東京都府中市)で8日に開かれたサマースクール。竹山春子教授(45)が専門の海洋微生物について紹介しながら語りかけた。大教室の聴衆は女子高校生78人。宮崎県や福島県からの参加者もいた。 生命科学などの分野で、女性の活躍が増えているが、理工系の大学に進む女性はまだまだ少ない。その一因には、自分の将来を重ね合わせられる女性科学者が周りに少ないことがある。そう考えた宮浦千里教授ら、女性の教授、助教授、講師8人がサマースクールを企画した。「研究者の世界を身近に感じてもらい、気
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