太陽系外で最小の惑星=火星並み、米宇宙望遠鏡で観測 太陽系外で最小の惑星=火星並み、米宇宙望遠鏡で観測 はくちょう座の方向に約130光年離れた小さな恒星を米航空宇宙局(NASA)のケプラー宇宙望遠鏡で観測したところ、金星より小さい岩石質の惑星が3個見つかった。うち1個は半径が地球の57%と火星並みの大きさで、これまで太陽系外で発見された惑星で最小。米カリフォルニア工科大などの研究チームが12日までに発表した。 この恒星「KOI−961」は赤色矮星(わいせい)に分類され、大きさは太陽の6分の1。太陽系最大の惑星である木星の1.7倍しかない。 3個の惑星は公転周期が2日以内で恒星に非常に近いため、表面温度は200〜500度と熱く、生命に適した液体の水がある環境ではない。しかし、赤色矮星は太陽系がある銀河系(天の川銀河)で非常に多いタイプの恒星であるため、今後生命に適した環境の惑星が見つかる