ようこそ。Tm値の計算のところへ。 オリゴヌクレオチドのTm値の推定には微妙に違う色々な式があります。ここでは、"Current Protocols in Melecular Biology"に準拠した式で行ないます。 Tm(℃)=81.5+16.6*log[S]+0.41*(%GC)-(500/n) ...(1) [S] :塩のモル数 (%GC) :オリゴヌクレオチド中のGC含量(%) n :オリゴヌクレオチドの長さ(pb) 塩濃度[S]は通常Na+イオンのモル濃度を差すがPCR反応液の場合次のルールで計算する。 1)K+イオンはそのまま加算する。 2)Trisイオンは0.65倍して加算する。 3)Mg2+イオンは計算に入れない。 以下の表にあげた標準的なPCRバッファーの塩濃度は 50mM KCl 10mM