韓国に流入した中東呼吸器症候群(MERS)ウイルスは新たに登場した変種ではないことが保健当局の遺伝子検査の結果確認された。中東で発生したMERSと異なる感染力の強い突然変異ウイルスではないとのことだ。 韓国最初の患者の妻である2人目の患者(64)は完治し5日に退院した。MERS陽性患者の退院は初めてだ。続けて2~3人が追加で遺伝子検査を通じ退院準備をしている。 保健福祉部のクォン・ジュンウク公共保険政策官は6日の会見で、「遺伝子検査の結果、韓国に流入したMERSウイルスはサウジアラビアで流行したウイルスとほぼ一致する塩基配列を示した。同じウイルスと見るべきだ」と明らかにした。その上で、「潜伏期間を考慮すれば2日以内に患者数がピークに達し、その後は減るものと判断している」と話した。 これに先立ち中国も同様の遺伝子分析の結果を出した。中国国営新華社通信が5日に明らかにしたところによると、中国保