支援米、職員に配給=伊勢神宮の2トン送れず−神社本庁、「保管」と反論 支援米、職員に配給=伊勢神宮の2トン送れず−神社本庁、「保管」と反論 東日本大震災の被災地を支援するため、伊勢神宮(三重県伊勢市)が宗教法人「神社本庁」(東京都渋谷区)に送った御料米の一部が、福島県に届かず本庁職員らに配られていたことが19日、神社関係者への取材で分かった。 取材に対し、神社本庁総務部は「庁内で保管しており事実無根」と反論しているが、関係者は「配給された米を受け取らなかった職員もいた」などと証言した。 伊勢神宮などによると、同神宮は3月、敷地内で収穫した御料米5トンを神社本庁に送り、被災地に配るよう頼んだ。本庁は宮城、岩手、福島3県にある下部組織の神社庁に連絡し、宮城に2トン、岩手に1トンを送った。 関係者によると、福島県神社庁は、原発事故で住民が避難しているため配れないことなどを理由に、「送付をし