本日の産経新聞13面、”【正論】早稲田大学法学部長・上村達男 ライブドア事件−− 罪を問えない3つの巨悪が本質、現在進行形で機能する「規制」法を”、という記事で、上村教授が熱弁をふるってらっしゃいます。。 ライブドア前社長の堀江貴文被告に対して、16日に東京地裁は懲役2年6月の実刑判決を下した。この判決については、様々な論評がなされているが、そこで何が起こったのかを理解した上での論議であるかは疑わしい。 ライブドア事件の本体は以下に示す3つの巨悪からなり、そうして得られた利益を売り上げとして計上したという「不正の後始末の不正」だけがこの裁判で取り上げられたにすぎない。最後の部分だけを見ると、そんな不正は昔からよくあるではないか、金額も巨額というほどではないのではないか、実刑は重くはないか、目立つ人物を検察が恣意(しい)的に摘発したのではないか、という発想となる。 しかし、判決が(中略)等々