ブックマーク / kamiyakenkyujo.hatenablog.com (2)

  • 中川剛『町内会 日本人の自治感覚』 - 紙屋研究所

    1980年に出たで、今では新刊として手に入らない。 ぼくも図書館で借りて、その後、古として購入したものである。 古についていたオビが非常に要領よく書の問題意識をまとめているので、そのまま紹介しよう。 昭和二十二年訓令によって廃止された町内会は、三月後にはその八割が復活した。アメリカが自国の自治の理念を日に移植しようとした試みは成功したといえるのだろうか。内務省と占領軍民政局との間の交渉過程は、そのまま日米両国の社会構造と人間関係の規範の原理的差異を浮かび上がらせた。戦後史を通じて日蔭の位置にあった日伝来の隣保組織のなかに、借り物ではない自治の可能性を虚心に探り求めた犀利な日社会論。 占領軍が想定した地方自治を、英米型の地方分権モデルだとして独立した近代的個人が市町村レベルで地方政府を形成するというものだとしたうえで、「廃止」されてもなお残った町内会・部落会に良くも悪くも日

    中川剛『町内会 日本人の自治感覚』 - 紙屋研究所
  • 適菜収『キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』』 - 紙屋研究所

    適菜収によるニーチェ『アンチクリスト』の現代語訳『キリスト教は邪教です!』を読んだ。 ニーチェが言いたいのは、イエス人はまあまだいいとしても、そのあとを受けたパウロが、そのイエスの考えをイエスと似ても似つかぬものにつくりかえてしまい、それが西洋文明を覆い、やがて近代文明のベースにまでなっちゃったってことだ。 それはキリスト教攻撃というよりも、弱者がルサンチマンをためこんで「平等」とか「愛」をふりかざし、力の強い高貴なものを束になって襲いかかっていることを批判している。 つまり民主主義とか社会主義とか革命といった原理を、ふるえあがるほど嫌っているということだ。そういうことがベース。石原慎太郎みたい。 その中身はともかくとして、適菜による「現代語訳」は面白かった。 一節を紹介しよう。こんな調子。 『新約聖書』を読んだ後では、どんなもすがすがしく感じます。 要するに、彼らは正真正銘のバカなの

    適菜収『キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』』 - 紙屋研究所
    blackspring
    blackspring 2013/01/18
     「マルクスが起草した『国際労働者協会(インタナショナル)創立宣言』を、『超訳』してみた」http://www.marxists.org/archive/marx/works/1864/10/27.htm
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