印刷 関連トピックスシー・シェパード鹿野道彦 鹿野道彦農林水産相は4日の記者会見で、南極海での調査捕鯨について「商業捕鯨(再開)を目指すためには調査捕鯨の継続が必要」と述べ、今年度の実施を表明した。南極海での調査捕鯨は、反捕鯨団体「シー・シェパード(SS)」の妨害活動で、今年2月に中断に追い込まれていた。今回は対策として水産庁の監視船を同行させるという。 SSによる妨害活動は年々エスカレート。調査船への発煙筒の投げ込みなどが繰り返されたことから、乗組員に危険が及ぶ可能性があるとして中断された。 鹿野農水相は水産庁の監視船を同行させる考えを示したが、水産庁が要請していた海上保安庁の巡視船派遣については「内閣官房で詰めている」と述べるにとどめた。 関連リンク太地のイルカ漁解禁 台風で見合わせ 県警は活動家警戒(9/1)〈時事通信〉調査捕鯨、「中止」併記=大勢は「継続」も―水産庁報告書(7