むしゃくしゃすることは悪いことではなくむしろ良いことである、と最近思い始めた。そういう私は今、とある仕事のことでかなりむしゃくしゃしている。 すべてが思い通りに行くということはつまり今の自分ができる範囲内のことをしているからであり、自分が今できることを越えたところに身を置けば、息を吸って息を吐くように自然にしているだけでは、物事がうまく進まなくなってくる。 ここが一つの分岐点なのだと思う。 「文化は抵抗体があって生まれる」 とかつて私に教えてくれた人がいて、四大文明がどこで生まれたのかを考えろと彼はいう。氾濫する黄河、そのままでは住むことのできない砂漠。それらは手を伸ばせば果物に当たるような食に恵まれた豊かな大地ではないところから生まれてきた。 現時点で自分が苦もなく対処できる場所にいる安楽もある。 しかし、こうも考える。 楽をしてすべてがうまくいくような場所に身を置いてニヤニヤしながらふ
![小野和俊のブログ: むしゃくしゃすることは良いことである](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/da78a05937633f7a2b4b2219826151c370cd607b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fparts.blog.livedoor.jp%2Fimg%2Fusr%2Fcmn%2Fogp_image%2Flivedoor.png)