「理不尽な環境から解き放たれることを目指した」「顧客から感謝されることに喜びを感じる」---。2009年9月15日,都内で開かれたソフトウエア開発者向けイベント「XDev2009」において,Rubyの作者まつもとゆきひろ氏(ネットワーク応用通信研究所/楽天 技術研究所フェロー/Rubyアソシエーション理事長,写真1)とチェンジビジョンの平鍋健児社長(写真2)は「幸せなITエンジニアになるための仕事術」というテーマで熱く語り合った。 対談ではまず,それぞれの「幸せ」の定義について披露した。平鍋氏は「ITエンジニアの幸せは大きく二つある。一つは技術的に困難なことを乗り換えたときの達成感。もう一つはソフトウエアを納品してお客様に感謝されたとき」と答えた。その上で「昔はきれいに設計したり,誰も解けない問題を解いたりしたときに喜びを感じたが,今はお客様の喜びが自分の一番の喜びになった」と,自分の中で
![[XDev2009]「ITエンジニアの幸せとは」---まつもと氏と平鍋氏が熱く語る](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)