2016年4月22日のブックマーク (1件)

  • 歴史修正主義は何によってそう認定されるか

    誤解されがちなのですが、歴史修正主義的な主張は「結論が通説と違うから」とか「日軍を美化しているから」といった理由で「歴史修正主義的だ」と判断されるわけではありません。神ならぬ私たちは歴史記述それ自体だけをとりあげて「これは史実に合致している」とか「史実に反している」と判断することはできないからです。肝心なのはむしろある歴史記述(と主張されているもの)がどのような方法で導き出されているか、です。史料の取捨選択やその解釈、史料からの推論などがまったく妥当性を欠いている場合に「偽史」とか「歴史修正主義」という判断が下されるわけです。「おかしな結論」が出てくるのは「おかしな方法」が用いられているからなのです。一定の合理性を備えた方法によって導き出された歴史記述同士の対立は学術的な議論の対象になりますが、歴史修正主義は「疑似科学」の一種であって「歴史学の内部における、通説への挑戦」ではありません。

    blendykun
    blendykun 2016/04/22
    「つまりこの元日本兵は『民間人が勝手に営業した』という主張の根拠となるような『記憶』など持っていなかったのです!」、「『捏造』の嫌疑をかけられてもしかたがない水準」って、ここまで言い切って大丈夫か?