大人が大勢いる中での入浴でも子供がおぼれる事故は起きる。油断はできない〈本文と写真(一部画像処理)は関係ありません〉(写真:産経新聞) 大人と一緒に入浴していながら、子供が浴槽内でおぼれる事故が多発していることが、東京消防庁の集計結果で明らかになった。そばで親が洗髪したり、先に出て着替えをしたり、タオルを取りに行ったりするわずか数分程度でも、深刻な事態につながっている。大人がそばにいながら、どうして悲惨な事故を防ぐことができなかったのか。予防策とともに、専門家に聞いた。(中島幸恵) ・写真:安室奈美恵が王女様気分!?入浴シーン披露 今年1月12日夜、札幌市内の温泉施設で、家族と入浴に来ていた男児(5)が浴槽内で死亡する事故が起きた。男児は母親と一緒に浴室にいたが、母親が目を離したわずかな時間に一人で浴槽に入ろうとして誤って水中に転落、おぼれたとみられる。周囲には母親ら大人がいたにもかか