「ＢＡＬＬＡＤ 名もなき恋のうた」 : 映画評 : 映画 : エンタメ : YOMIURI ONLINE（読売新聞）「ＢＡＬＬＡＤ 名もなき恋のうた」 （テレビ朝日、 ＲＯＢＯＴほか） 時超えた 温かい物語 「ＡＬＷＡＹＳ 三丁目の夕日」「ＡＬＷＡＹＳ 続・三丁目の夕日」で昭和を舞台にした山崎貴監督が、今度は戦国時代に挑んだ。それも、２００２年に公開されたアニメ「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ！戦国大合戦」（原恵一監督）の実写版だ。 オリジナルのアニメは、「しんちゃん」ならではの楽しさに加え、大人もほろりと来る哀愁があった。合戦場面などもきちんと考証され、子供向けと侮れない奥深さを持っていた。 本作は、最強の幼稚園児しんちゃんが、気弱な小学生・真一（武井証）になるなど、多少設定は変更されているものの、真一と両親（筒井道隆、夏川結衣）が戦国時代にタイムスリップ、小さな城の侍大将、井尻又兵衛（草なぎ剛）（なぎは弓ヘンに剪）を助けて大活躍する、という大筋はほぼ同じ。侍たちがカレーライスを喜んで食べる
