フランス語で“詩華集”を意味する「Florilege」。川手寛康シェフは、まるでその意味を体現するかのように、一皿一皿に想いをのせてゲストをもてなします。思わず目を見張るような珠玉の一品を生み出す舞台は、まるで劇場のようなオープンキッチン。ゲストが厨房と一体化し、全身で料理を味わうことができる独創的な仕掛けが施されています。そんな川手シェフの注目すべき特長は、フランス料理への革新的な取り組みと、日...続きを読む本の風土へのこだわりにあると言えます。国産食材を使い、季節や背景、文化にまで焦点を当てた一皿には、食を通して「日本」を追体験してもらいたいという、強い想いが込められています。”出逢い”や”投影”といった、詩的なキーワードが印象的な11の料理たちに、ゲストは味覚だけでなく知的好奇心をも充たされてしまうのです。