個人所属グラザー・ディルクス式DG-500M型JA2500は、平成31年4月29日(月)、機長及び同乗者計2名が搭乗して飛行中、エンジンを再始動できなかったため、滑空状態で主脚を格納したまま着陸を試みたが、落着して機体を損傷した。 本事故は、同機が着陸しようとして右旋回した際に右主翼端が地面に接触したため、バランスを崩して落着し、機体を損傷したものと考えられる。 右主翼端が地面と接触したことについては、同機が空港へ向かう間、格納できない状態であったエンジン及びプロペラが大きな抗力となっていたこと並びに向かい風であったことにより、高度損失が大きく、空港へ進入した時の高度が低くなったためと考えられる。