ブックマーク / xtech.nikkei.com (3)

  • 第4話 パーティーのこと、どれだけ知っている?

    「あの子たちって、そもそも戦士なのかな?僧侶なのかな?それとも…」 深夜、ドラクエIIIをプレイしながらつぶやく舞子。そういえば、舞子はアーサーとすけさんの得意分野はおろか、経歴すらよく知らない。これでは、適切な職務分担もできないし、業務効率アップも狙えない。チーム発足から今日まで、とにかく目先のトラブル対応やクレーム対応、それらの報告などで、あたふたとしていた。まともにメンバーと会話する余裕なんてなかったのだ(お説教は何度もしたけれど…)。 「メンバーのこと、もっと知らなくちゃ」 缶の底にわずかに残ったビールを飲み干し、舞子はその日の冒険を終えた。 次の日の昼休み、舞子は二人を誘ってオフィスを出た。 「いつも社ばかりじゃ飽きるしね。たまには外に行こう」 真夏の突き刺すような強い日差しが、3人を照らす。オフィスの冷房で冷え切った体には、むしろ心地いい。が、そう感じたのも束の間。額からにじ

    第4話 パーティーのこと、どれだけ知っている?
  • 吉岡直人~シン・ゴジラであらためて感じた日本流ゲーム開発の欠点

    吉岡直人です。大ヒット中の映画「シン・ゴジラ」はもうご覧になりましたか? 僕はなんだかんだでもう3回も見てしまっています。シン・ゴジラは「ゴジラ」を未曾有の大災害に見立て、それがもし日を襲ったらどう対処する? という物語で中身についてはこれ以上触れません。ただ、劇中でとても印象深かったのが日人の真面目さと努力家すぎる部分です。 というのも僕は常々、日人はコンピュータを扱うには真面目で努力家すぎる、と考えているからです。真面目で努力家で誠実なので、皆に喜んで欲しくて取りあえず結果を出そうとどんな無理でもやってしまう。しかしそれが、時として技術の進歩を妨げているように思うのです。せっかくコンピュータという自動化機械を使っているのに、かえって手間暇を増やしたりしています。人間側がほんの少し妥協すれば半分になる手間が、こだわることで3倍になったりします。 4004の昔から日人らしい真面目さ

    吉岡直人~シン・ゴジラであらためて感じた日本流ゲーム開発の欠点
  • 「シン・ゴジラ」にみる、ニッポンのITインフラの虚構と現実

    ※この記事には映画「シン・ゴジラ」の内容に関する記述が含まれています。 「シン・ゴジラ」、堪能した。 IT記者として、これほど心躍る映画があったろうか。 とにかく、緊急時の政府対応におけるITの描かれ方が、過剰とも思えるほどリアルなのである。政府内に会議体が立ち上がるたび、キャスター付きの複写機が大部屋にゴロゴロと運ばれ、仮設のネットワークが構築され、作業用PCの山が積まれる。 使うPCも組織ごとに異なる。私の記憶が正しければ、内閣府の職員は富士通か米アップル、環境省はパナソニック「Let'snote」、陸上自衛隊は同じくパナソニックの耐衝撃PC「TOUGHBOOK」を使っていた。 シン・ゴジラには、「科学特捜隊」とか「NERV(ネルフ)部」とかのような、放送当時の技術水準からかけ離れた空想的ITの出番はどこにもない。劇中の年代は不明だが、「現実(ニッポン) 対 虚構(ゴジラ)」というキ

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