「ハゲタカ」を名乗り、ネットへの差別投稿を繰り返したとして北関東在住の四十代男性に対し、川崎市の在日コリアン三世の崔江以子(チェカンイヂャ)さん(48)が十八日起こした損害賠償請求訴訟。提訴に至るまでには心身への負担、発信者特定のための手続きの困難も大きかったという。崔さんは会見で「日本の敵だ、祖国に帰れ…。自分への書き込みにおびえ、何度も孤独にのみ込まれそうになった」と明かし、弁護団も裁判によらない実効性ある救済を求めた。(安藤恭子)
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「ハゲタカ」を名乗り、ネットへの差別投稿を繰り返したとして北関東在住の四十代男性に対し、川崎市の在日コリアン三世の崔江以子(チェカンイヂャ)さん(48)が十八日起こした損害賠償請求訴訟。提訴に至るまでには心身への負担、発信者特定のための手続きの困難も大きかったという。崔さんは会見で「日本の敵だ、祖国に帰れ…。自分への書き込みにおびえ、何度も孤独にのみ込まれそうになった」と明かし、弁護団も裁判によらない実効性ある救済を求めた。(安藤恭子)
東証1部上場の大手不動産会社「フジ住宅」(大阪府岸和田市)が在日外国人を差別する文書を職場で配ったことが違法かが争われた訴訟の控訴審判決が18日、大阪高裁であった。清水響(ひびく)裁判長は「職場で差別的言動が生じる温床を会社側が自ら作りだした」として、一審・大阪地裁堺支部判決に続いて違法と判断。会社側に文書配布の差し止めを命じ、損害賠償額を一審の110万円から132万円に増額した。 高裁判決などによると、同社は2013年以降、韓国人や中国人を侮辱するネット記事や雑誌のコピーを全社員向けに配ったほか、韓国籍や中国籍の人に対し「死ねよ」「卑劣」「野生動物」などと書いた文書も配布した。02年からパート社員として働く在日韓国人女性は「文書の配布で精神的苦痛を受けた」と訴え、同社と会長に計3300万円の損害賠償と文書配布の差し止めを求めていた。 清水裁判長は、文書について、女性個人に対する差別的言動
■知事も「不適切」 選挙戦目前の10月、小川氏が主演の映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」を巡る騒動が起きた。 高松市の高校で7~9月に世界史の授業で3年生にこの映画を見せていた。高3のうち18歳の生徒は選挙権を得ており、「政治的中立を逸脱する不適切な教材に当たる」として、県教委が教員への処分を検討する事態に発展。教育長が謝罪し、知事も不適切との認識を示した。 教員は「主権者教育の一環」としているが、識者は「有権者となる生徒が通う選挙区内の学校で特定候補が題材の映画を授業で流したのは問題」と指摘した。 瀬戸内海放送では、大島監督の映画を取り上げた特集を岡山・香川エリアのテレビ局で唯一放送し、ネットでも公開していた。同放送は「公開時期は適切に判断します」としていたが、衆院選期間中は閲覧できない対応を取っていた。 映画を巡っては、小川陣営はチラシなどに積極的に盛り込んでいた。小川氏の知名度が
侮辱罪を厳罰化する刑法改正が法制審議会(法相の諮問機関)から答申され、政府は早期に改正法案を国会に提出する方針だ。SNS(ネット交流サービス)をはじめとしたネット社会に横行する中傷を抑止する狙いがあるが、社会はどこまで変わるのか。【山本将克】 「本当に大きな一歩で感謝の気持ち。しかし、法改正が実現しても、傷害や窃盗より軽い。さらなる法整備が必要だ」。SNSで中傷された末、急死したプロレスラーの木村花さん(当時22歳)の母響子さんは、侮辱罪の厳罰化が答申された感想をこう話した。 フジテレビの恋愛リアリティー番組「テラスハウス」に出演していた花さんは2020年、放送内容を巡って、見ず知らずの他人からいきなり激しく中傷された。「顔面偏差値低いし、性格悪いし、生きてる価値あるのかね」「ねえねえ。いつ死ぬの?」――。20年5月、ツイッターに「傷付いたのは否定できなかったから。死ね、気持ち悪い、消えろ
ネット上で自身を中傷する差別投稿をした発信者を提訴した後、記者会見に臨む崔江以子さん=川崎市川崎区で2021年11月18日、後藤由耶撮影 川崎市の多文化総合教育施設「市ふれあい館」館長で在日コリアン3世の崔江以子(チェカンイヂャ)さん(48)は18日、インターネット上で繰り返し中傷を受けたとして、投稿した関東地方の40代の男性に対し、慰謝料など305万円の損害賠償を求める訴えを横浜地裁川崎支部に起こした。 訴状などによると、男性は2016年6月、自身のブログで「崔江以子、お前何様のつもりだ‼」とのタイトルで「日本国に仇(あだ)なす敵国人め。さっさと祖国へ帰れ」などと投稿した。崔さんの請求を受けてブログ管理会社が投稿を削除すると、同年10月から約4年にわたり、ブログやツイッターなどで崔さんについて「差別の当たり屋」「被害者ビジネス」などと書き込んだ。 崔さん側は同年6月の投稿について、ヘイト
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