三菱東京UFJ銀行は、カナダで建設中の北米最大規模の大型太陽光発電所(メガソーラー)に、主幹事銀行として1億1700万カナダ・ドル(約85億円)を協調融資することを決めた。 世界的に相次ぐ大型の自然エネルギー発電施設の建設に参画することは、邦銀の存在感を高めることになりそうだ。他のメガバンクも、海外での融資を強化する構えだ。 今回、対象となるのは、カナダの企業が2012年からの稼働を目指してカナダ・オンタリオ州で建設しているメガソーラー建設計画「スターデール」だ。 約120ヘクタールの土地にソーラーパネルを約14万枚備え、2600世帯分の電力に相当する27メガ・ワット(2万7000キロ・ワット)を発電する。三菱東京UFJ銀が取りまとめ役となり、欧米などの複数の銀行と協調して、貸出期間約20年で計約85億円を融資する。そのうち三菱東京UFJ銀が一定割合以上を融資する。 東京電力福島第一原子力