アメリカンフットボールの日本大と関西学院大の定期戦(6日、東京)で日大選手が関学大選手に悪質なタックルをして負傷させた問題で、日大が所属する関東学生アメフト連盟は29日、東京都内で臨時理事会を開き、過度な反則行為は日大の内田正人前監督(62)と井上奨(つとむ)前コーチの指示だったと認定し、2人を除名処分とした。処分は20人の理事のうち16人が賛成、4人が反対。除名は同連盟では初の処分で、社員総会で後日正式に決める。 この日の理事会では、同連盟の理事ら4人で構成された規律委員会が調査結果を報告した。日大の指導者2人は会見や関学大への回答書で悪質タックルの指示を否定していたが、選手、コーチ、審判らへの聞き取りの結果、タックルした選手が証言していた井上前コーチの「相手選手がけがして出られなければ日大の得」、内田前監督の「やらなきゃ意味ないよ」といった発言を事実とし、「けがをさせる意図が込められて