2014年7月、高校野球の石川県大会決勝戦は、球史に残る逆転劇だった。 9回表で小松大谷高校は8対0で星稜高校に大差をつけて勝っていた。 ところが9回裏、星稜高校は9点を取ってサヨナラ勝ちした。 結果、甲子園出場を決めたという。 いやいや、9回裏で9点取れます?? もうマンガの世界ですよ。 その試合を星稜高校の在校生として応援していた青年に勝敗を分けたのは? と聞くと。 青年は開口一番、 「勝敗を分けたのは笑顔ですね」 と言った。 星稜ナインの合言葉は『必笑』(ひっしょう)だった。 ピンチの時でも笑顔を絶やさなかった。それが活気を生みチームは勢いづいていった。 人間の表情や動作は身体に影響を及ぼすという。 特に笑顔を作ると、脳はこの状況は楽しいのだ、と感じ能力を発揮しやすくなるという。 僕が25年も勤めている運送会社。 コロナによる物量減、給料減、後継者が務まらない等、先行き不安な状況では