韓国は先進国への道を歩んでいると思いきや、実は過去の失敗モデルの道へと突き進んでいるという分析結果が出た。 30日、政府の福祉国家青写真「ビジョン2030」の民間作業団が作成した報告書によると、先進国入りに失敗した国の主な共通点として▲強いリーダーシップと政策一貫性の欠如▲労使紛糾の長期化及び硬直した労使関係▲激しい与野の対立など政治体制不安が挙げられた。現在の韓国はこれら3要素をほぼ“完璧に”備えていると専門家らは指摘する。 ◆リーダーシップ、政策一貫性の欠如 韓国の政策の一貫性欠如は、特に現政府発足以降、顕著になっている。 解放後、一貫して経済運用の基本方針となってきた成長と市場経済が、現政府発足以降に登場した分配主義・平等主義により甚だしく害され、経済・教育政策などにおいて不確実性が高まった。そのうえ、企業の国内投資が萎縮し、海外投資が増加、国内産業の空洞化が進み、先進国入り