ブックマーク / president.jp (2)

  • 最善と最悪ケース必ず想定するわけ -日産自動車社長兼CEO カルロス・ゴーン

    日産自動車社長兼CEO カルロス・ゴーン氏●1954年、ブラジル生まれ。78年エコール・デ・ミーヌ卒業。北米ミシュランCEOなどを経て、96年ルノーに入社。99年日産COO。2000年社長、2001年社長兼CEOに就任。 「予測する」ということに関していえばミシュラン時代、ルノー時代を通じて体得したことがあります。それは、予測や見通しは、いつも間違えることを前提に対処すべきということです。 例えば100万台増販のコミットメントを策定した「日産180」では、当初、100万台のうち、30万台を米国、30万台を日、30万台を一般海外市場、10万台を欧州と予測していました。結果は、すべて間違っていました。米国37万台、欧州が8万台、日が19万台、一般海外市場が43万台の増加ですから内訳は全然違う。しかし、コミットメントである100万台という増販目標自体は達成できました。 予測は大体いつも外れる

    最善と最悪ケース必ず想定するわけ -日産自動車社長兼CEO カルロス・ゴーン
  • 近藤 誠「もしも医者から、末期がんと言われたら」【1】

    痛くも苦しくもないのに、人間ドックや健康診断でがんが見つかると、転移する前に早く切らねばという恐怖心からすぐに治療を開始する人が多い。しかし、当にそうなのだろうか。近藤先生は、放置してもがんが転移せず、大きくもならない人が多数いることに注目し、「がんの放置治療」をすすめている。 私は慶応大学病院の外来で、23年以上にわたり「がん治療」をしない患者さんを診てきた。その人数は150人以上に及ぶ。電話で「早期の膵がんで余命3カ月と言われました」と緊迫した声で訴える人もいて、余命についての問い合わせは多い。しかし私のところへ初診で歩いてみえ、3カ月どころか1年以内に逝かれたケースはない。がんであっても、今ふつうに歩くことができ無症状であれば、人は半年や1年では死なないものだ。 ところが世間には「がんは放っておくとみるみる大きくなって全身に転移して、ひどい痛みに苦しみながら、死に至る」というイメー

    近藤 誠「もしも医者から、末期がんと言われたら」【1】
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