村上ファンド出身者が運営している投資ファンドが、クレジットカード会社「クレディセゾン」のグループ企業などの株式を大量取得し、話題になっている。「モノいう株主」として企業経営者を震え上がらせた村上ファンドだけに、その動向が注目される。狙いは何なのか−。 このファンドはシンガポールに拠点を置く「エフィッシモ キャピタル マネージメント」。村上ファンド(2006年解散)でファンドマネジャーを務めていた高坂卓志氏が中心となって運営している。 そのエフィッシモが大量保有して話題になっているのは、クレディセゾンの持ち分法適用会社で新ジャスダック上場のセゾン情報システムズなど8銘柄。 特にセゾン情報の株式については熱心に買い集めており、08年11月時点の保有比率は約10%だったが、今年9月30日に提出された大量保有の変更報告書では約21%と2倍以上に増やしている。 セゾン情報株の10月15日の終