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ブックマーク / xtech.nikkei.com (212)

  • Skypeキラー「Gizmoプロジェクト」(1)

    Skypeキラーとして登場したGizmoプロジェクト。利用は簡単である。ソフトウエアをダウンロードして、登録すればすぐに使えるようになる。固定電話や携帯電話にも電話ができ、通話料金は安い。Google Mapと連動するなど、面白い機能も備えている。 今回から2回にわたり、昨年から始まったSIP(Session Initiation Protocol)による新しいコミュニケーション・サービス「Gizmoプロジェクト」を紹介する。併せて、このサービスが持つインターネット電話の新たなる可能性について考えてみる。 Gizmoプロジェクトは、もともと米SIPphone社のサービスであった。そして昨年8月にサービス内容を拡大させて、Gizmoプロジェクトとしてタートした。これに伴い同社は7億円の融資をベンチャー・キャピタルから得ている。 “Skypeキラー”として登場 無料のインターネット電話というと

    Skypeキラー「Gizmoプロジェクト」(1)
  • Microsoft,Ajaxフレームワーク「Atlas」の正式版を2006年末リリース

    Microsoftは,Ajax(Asynchronous JavaScript+XML)アプリケーション構築用Webクライアント・フレームワーク「Atlas」(開発コード名)の正式版「Atlas 1.0」を2006年末ごろ提供開始する。Microsoft開発部門ジェネラル・マネージャのScott Guthrie氏が米国時間9月11日,自身のブログへの投稿で明らかにしたもの。 AtlasはASP.NETサーバー向けフレームワークで,Ajax対応アプリケーションの開発に利用できる。現在Microsoftはコミュニティ技術プレビュー(CTP)版を公開しており,2006年だけで25万人以上がダウンロードしたという。 サポート・サービスなどを提供する正式版のAtlas 1.0は,ASP.NETおよびVisual Studio 2005対応となる。さらにGuthrie氏は「100%クロス・ブラウザか

    Microsoft,Ajaxフレームワーク「Atlas」の正式版を2006年末リリース
  • パスワードの“使いまわし”は危険,一度漏れると被害が拡大

    英Sophosは現地時間9月11日,複数のWebサイト(サービス)に同じログイン・パスワードを設定しないよう注意を呼びかけた。どこか1カ所からパスワードが漏れると,ほかのWebサイトにも不正にアクセスされる恐れがあるためだ。 同社では,米Linden Labが運営するオンライン・ゲーム「Second Life」で発生した不正アクセスを例に説明する。Linden Labは現地時間9月8日,Second Lifeのデータベースが不正アクセスされたことを公表した。このデータベースには,ゲーム会員65万人の住所および氏名,暗号化されたパスワードおよび支払い情報(クレジットカード番号など)が収められていたという。 詳細は明らかにされていないものの,不正アクセスは,いわゆる“ゼロデイ攻撃(未知のセキュリティ・ホールを悪用する攻撃)”だったという。不正アクセスによってどの程度のユーザー情報が漏れたのかは

    パスワードの“使いまわし”は危険,一度漏れると被害が拡大
    blueribbon
    blueribbon 2006/09/12
    「41%のユーザーが「複数のWebサイトへのログインに同じパスワードを使っている」
  • 第3回 あなたに代わってページ更新をチェックする「アンテナ」

    前回(第2回)はネットで共有するお気に入り「ソーシャルブックマーク・サービス」を紹介しました。ソーシャルブックマークが最先端のサービスなら,今回紹介するサービスは情報収集サービスの中で最古参の部類に入ります。それは,更新チェックサービス(アンテナ・サービス)の「はてなアンテナ」です(図1)。古くからあるサービスですが,今話題になっているインターネット的(ほかのユーザーの知恵を利用できるという意味です)な基要素をたくさん含んでいます。 アンテナでお気に入りページの更新を自動チェック インターネットを日々利用されている方でしたら,ブラウザのお気に入りに登録したページを見に行ったのに更新されていなくてガッカリ,ということは1度や2度はありますよね。お気に入りには100個ぐらいページを登録しているのだけれど,実際に毎日更新をチェックするのは10個程度だったり...。 そんな手間がかかるインターネ

    第3回 あなたに代わってページ更新をチェックする「アンテナ」
  • 【中級】一流エンジニアのタイムマネジメント 第4回:ITpro

    「どうして時間内に完了できなかったのだろう。下調べが不十分だったのか。それとも,タスクの分解の仕方が甘かったのかも。もしそうなら,どうしたらよいか」――。札幌スパークルの桑原里恵システムコーディネーターは夜にノートを見ながら,その日の仕事ぶりを検証することを日課にしている。 ノートには桑原氏が書いた1つの表がある。それは今日1日で行った主要なタスクごとに,予定していた所要時間と実際にかかった時間を対比したものだ。桑原氏はこれを見ながら,所要時間の予定と実績がい違ったタスクを1つひとつ取り上げて,なぜ遅れたのか(もしくはなぜ早く終えられたのか)という要因を探り,対策を練る。いわば,1人で行う「カイゼン活動」だ。 「予定以上に時間を要したということは仕事のやり方か,そうでなければ所要時間の設定に問題があるはず。なのに『次回はもっと頑張ろう』で片づけていては,また同じことを繰り返す」(桑原氏)

    【中級】一流エンジニアのタイムマネジメント 第4回:ITpro
  • 要求定義の方法論を知る【後編】:日本IBMの標準的な作業手順とは?

    次にこの決定に基づいて,要件定義の作業計画や要員計画を作成し,作業チームを編成するとともに,成果物を作成するための作業手順やガイドを作成する。すぐに作業に取り掛かれるように,記述ルールやサンプル,記述フォームも用意しておく。さらに,システム化目標や作業項目,品質管理方針や守るべきルール,作業に必要となる技法をメンバーに徹底させるための説明会も実施する。 現業務を現物理モデルで表す 現行業務・システムをベースに新システムを開発する場合は,計画と基準の作成後,「DFD現物理モデル」の作成に取り掛かる(図4のP 2)。DFD現物理モデルとは,現行業務におけるデータの流れと変換プロセスをDFDで表現したものである(図6の(1))。現行業務の内容や意味,役割,業務上の問題点を洗い出すのが目的だ。なお,新システムの対象となる既存業務がない場合は,このステップを省略して,後述するユーザーへの調査から作業

    要求定義の方法論を知る【後編】:日本IBMの標準的な作業手順とは?
  • 10:各ソフトウエアのコンパイルと導入その1

    自分Linuxを構成する各ソフトウエアをコンパイルする際,依存関係があるため必ず決められた順序でコンパイルを実施しなければならない。各ソフトウエアをコンパイルする順序だが,図4のようになる。ここからの作業はかなりの時間を要するため,じっくり腰を据えて取り組んでいただきたい。 (1)glibcのコンパイルと導入 glibcに関する文献には,カーネルをOSの頭脳,glibcをOSの心臓と表現するものがあり,glibcの重要さが述べられている。glibcは各種コマンドやソフトウエアを実行する際に必要かつ重要なライブラリ群である。このライブラリ群のおかげで一から面倒な定義をする必要がなくなり,ソフトウエア開発などにおいて重要な役目を果たす。 このライブラリの使い方としては,実行時に呼び出す「ダイナミック・リンク」とコマンドやソフトウエアに直接組み込む「スタティック・リンク」の2種類がある。どのよう

    10:各ソフトウエアのコンパイルと導入その1
  • 提案書作成の実践テクニック【前編】:行動促すストーリーを

    ITエンジニアが持つべき提案力は,3つに分けられる。第一は,ユーザー企業の置かれた状況や自社の強みを理解する能力,第二は,それをもとに,ユーザー企業に意思決定を促す提案書を作成する能力,第三は,提案書の内容をユーザー企業に正しく伝えるプレゼンテーション能力――である。この流れに従って,提案力を向上させるポイントやテクニックについて解説していこう。 ユーザー企業の情報を集める 提案書を書くためにまず必要なのは,ユーザー企業の置かれている状況を正しく理解することだ。 提案書の作成前に最低限調べておくべき項目を表1に示した。ユーザー企業はどんな業種で,業界何位の事業規模か。また売上高と営業利益はどの程度で,今回提案する部門の売上比率はどうか,平均年齢は何歳か…。こうした様々な情報を事前に調べておく必要がある。 ある程度大きな企業になれば,「会社四季報」や「日経会社情報」などで容易に調べられる。ま

    提案書作成の実践テクニック【前編】:行動促すストーリーを
  • 第7回 ページ構造を確認する方法

    XHTML+CSSでは、ページ構造を意識して制作することが大切。Firefoxの拡張ツール「Web Developer Toolbar」を利用して、テーブルレイアウトの構造、フルCSSのページ構造、見出し構造、非推奨要素を確認する方法を説明しよう。 Firefoxの拡張ツール「Web Developer Toolbar」 Firefoxでは「Web Developer Toolbar」(以下、WDT)という高機能な拡張ツールが利用できる。名前のとおり、Web開発者向けのツールバーであり、CSSJavaScriptの無効化、画像表示の無効化、ソースのバリデーションなどをツールバーから直接実行することができる。 まず、インフォアクシアで公開されているWDT日語版をインストールしよう(http://www.infoaxia.com/tools/webdeveloper/)。Firefox(ま

    第7回 ページ構造を確認する方法
  • Amazon.com,ビデオ・ダウンロード・サービス「Unbox」を開始:ITpro

    Amazon.comは米国時間9月7日に,ビデオ・ダウンロード・サービス「Amazon Unbox 」の開始を発表した。「テレビ番組や映画などの動画をDVD品質で世界中に提供する」(同社) 同サービスは,30以上の映画製作会社やテレビ局などとの提携による多数のビデオ・コンテンツを配信する。VC-1 Advanced Profile動画圧縮技術を採用し,「主な商用オンライン・ビデオ・サービスを3倍上回る品質を実現する」(同社)。 「Unbox RemoteLoad」技術により,購入手続きに使用したパソコンとは別のパソコンにコンテンツをダウンロードすることが可能。例えば職場のパソコンで映画コンテンツを購入し,自宅のパソコンにダウンロードして楽しめる。 Windows Media対応の携帯型デバイスでの再生に最適化したファイルも追加料金なしで入手できる。 また,Amazon.comから購入した

    Amazon.com,ビデオ・ダウンロード・サービス「Unbox」を開始:ITpro
  • 米国で高収益を上げるITサービス会社の特徴は

    山野井 聡 氏 ガートナー ジャパン リサーチグループ バイス プレジデント アクセンチュア、データクエスト ジャパン (現 ガートナー ジャパン)、ドイツ証券を経て、2004年10月より現職。日のリサーチ部門のヘッドとして、アナリスト・グループを統括している。また自らもアナリストとして、日国内のITサービス市場の動向分析、および企業のソーシング戦略立案・導入・管理に関するアドバイスと提言を行っている。 ITサービス会社が収益性を高めるのに最適なビジネスモデルは何か?今回は「儲けるためのヒント」を、米国市場の最新事情から探ってみたい。昨年ガートナーでは、北米地域の主要なITサービス企業38社を対象に、収益性に関する調査を実施した。選定の条件は、公開企業で、かつ売り上げの80%以上をコンサルティング、ソフト開発、アウトソーシングなどのプロフェッショナルサービスから得ていることだ。 税引き

    米国で高収益を上げるITサービス会社の特徴は
  • ITPro: 基本設計におけるレビューの勘どころ

    どんなに基設計をしっかりやっても,その後のフェーズで「欠陥」が見つかれば意味がない。欠陥が発見されれば手戻りが発生し,進ちょく遅れや収益悪化といったプロジェクトの混乱を招く。基設計フェーズにおける品質向上のプロセスや成果物のレビュー方法について解説しよう。 「考慮していない外部システムとの連携が詳細設計で見つかった」,「仕様間の不整合が実装フェーズで発見された」――。どんなに基設計をしっかりやっても,その後のフェーズで「欠陥」が見つかれば意味がない。欠陥が発見されれば手戻りが発生し,進ちょく遅れや収益悪化といったプロジェクトの混乱を招く。基設計フェーズにおける品質向上のプロセスや成果物のレビュー方法について解説しよう。 「欠陥防止」を徹底する 改めて言うまでもないが,基設計の成果物の品質を向上させるプロセスは,(1)設計作業を実施する,(2)成果物をレビューして欠陥を洗い出す,(

    ITPro: 基本設計におけるレビューの勘どころ
  • Googleで過去200年間のニュース検索が可能に

    画面左側から、年代別に検索結果を絞り込みできる。検索キーワードに関連が深い年代には青い矢印が表示される 米グーグルは2006年9月6日(米国時間)、過去のニュース記事の検索ができる「Google News Archive Search」を開始した。「Google News」で検索できるのは過去30日間のニュースに限られるのに対して、News Archive Searchでは、最も古いもので200年前の記事が検索できるという。日語でのサービス提供時期は未定だ。 News Archive Searchでは、英ガーディアン紙、米ニューヨークタイムズ紙、米タイム誌、米ウォールストリートジャーナル紙、米ワシントンポスト紙といった有名メディアのニュース検索サービスでの検索結果のほか、米ファクティバ、米レクシスネクシス、米トムソン・ゲール、米ハイビームリサーチなどが提供するデータベースでの検索結果も表

    Googleで過去200年間のニュース検索が可能に
  • パソコン仮想化の効果的な使い方

    クライアント用のパソコンに仮想化環境がなぜ必要なのか,と常々疑問に思ってきた。使い道としてよく聞くのは,WindowsMacOSを同時に稼働させるというものだ。しかし,2つのOSを1台のマシンで利用する用途に,それほどニーズがあるとは思えない。あるとすれば,仮想化を使って仕事用OSとホビー用OSを使い分けることで,ウイルス感染による情報漏えいを防ぐという使い方だろうか。しかし,ユーザーがわざわざOSを切り替えながら使う状況は一般的にはならない気がしていた。 ところが最近,仮想環境はネットワークやコンピュータを管理する目的では効果的だと気が付いた。エンドユーザーが意識して使う方法は筋ではないのだ。そう考え始めたきっかけは,10月から格展開すると見られる米インテルの新ブランド「vPro」を調べたことにある。vProはインテルが定めた部品・ファームウエアを搭載した企業向けパソコンに付けられ

    パソコン仮想化の効果的な使い方
  • 【上級】失敗プロジェクトの共通項 第5回

    想定プロジェクトでは,多くのサーバーやミドルウエアが使われる。OS,Web/APサーバー,データベース,負荷分散装置などだ。プロジェクト内にこれらの製品のうちひとつでも利用経験者がいなければ,スケジュールは見直しを迫られる可能性が高い。使用方法を取得するのに多くの時間を要するからだ。多くの残業,休日出勤を招くことになり,納期にも影響を及ぼす。 スキルマップの整備が不可欠 プロジェクト技術者をうまくマッチングするには,社内での分野別スキル保有者リストが欲しい。スキル保有者がいなければ,社内からの協力を仰ぐといった運用が可能になる。 スキル評価の方法は,一般的には大分類から小分類へツリー構造で細分化していくのが使いやすい(図7)。 大分類としては「技術」「業務知識」「マネジメント」の3つが標準。技術なら「ハード」「ネットワーク」「OS」「開発言語」など中分類に分け,さらに開発言語なら「Jav

    【上級】失敗プロジェクトの共通項 第5回
  • 福井信二が語る構成管理・プロジェクト管理の原理原則(4)---混乱を収拾する不具合管理

    この連載記事の目次へ 不具合の修正は影響範囲を意識 適切な計画を立案して,混乱させることなくプロジェクトを遂行することに主眼を置くプロジェクト管理や構成管理に対し,プロジェクトが混乱に陥った場合に復活する手段として使えるのが不具合管理である。不具合の修正漏れや修正ミス,不具合修正の進捗が見えないといった問題に対処するための技術である。品質データの可視化にも有効だ。 この記事は,「日経エレクトロニクス」と「日経バイト」が刊行した別冊『組み込みソフトウエア2006---品質管理と開発技法の実践的改革A to Z』の掲載記事を抜粋したものです。別冊の詳細はこちらをご覧下さい。 不具合管理の難しさは,不具合の量に起因する。ソース・コード1000行当たり2件の不具合というのは,かなり品質が高いプロジェクトといえる。それでも,ソース・コードが10万行になると200件,100万行になると2000件の不具

    福井信二が語る構成管理・プロジェクト管理の原理原則(4)---混乱を収拾する不具合管理
  • 第18回 “ふりかえり”でチーム全員の成長を図る - 連載 Web 2.0時代のソフトウエア開発手法:selfup

    連載の筆者の1人である平鍋が,日ごろから「どれか1つ実践するプラクティスを選べと言われたら,迷わずこれを選びます」と言っているものがある。それが今回取り上げる「ふりかえり」である。 「ふりかえり」の文字通りの意味は,後ろ(過去)を見る/検討する行為だ。プラクティスとして見ると様々な手法があるが,まとめてしまうと「過去を振り返り,未来へつなげる」と言えるだろう。筆者の好みである「KPT(Keep,Problem,Try)」と呼ぶ手法では,以下のようなプロセスを経てふりかえり,行動する。 (1)行動する (2)行動の結果や状況を思い出す (3)集めた結果や状況に対して評価をする(Keep, Problem) (4)評価が良いもの(Keep)は今後も続け,できれば名前をつける (5)評価が悪いもの(Problem)は対応策(Try)を考える (6)対応策を行動に移す(1へ戻る) このプロセスは

    第18回 “ふりかえり”でチーム全員の成長を図る - 連載 Web 2.0時代のソフトウエア開発手法:selfup
  • 【中級】一流エンジニアのタイムマネジメント 第3回

    【中級】一流エンジニアのタイムマネジメント 第3回 実行編 集中できる時間,場所,プレッシャーを作り出す このままでは期限に間に合わないかもしれない――。そんな状況になって,一気に集中力が高まった経験はないだろうか。俗にいう「締め切り効果」である。 タスクを実行する段階において重要なのは,集中力を高めて維持することだ。その有効な方法の1つが,適度なプレッシャーを自分に与えること。いわば,「締め切り効果」の自己演出である。“適度な”というのは,あまり焦り過ぎると逆効果という意味だ。これを日々実践しているのが,コクヨの福田氏である。 「さて今から1時間。ヨーイ,ドン」――。福田氏は,企画書の作成や仕様書のチェックなどのタスクに取りかかるときに,決まって時計を見て心の中でこうつぶやく。今まさに仕事に着手したことと,完了予定時刻を“宣言”することで自分にプレッシャーをかける。「終わるかどうかギリギ

    【中級】一流エンジニアのタイムマネジメント 第3回
  • 福井信二が語る構成管理・プロジェクト管理の原理原則(2) ---プロジェクト管理でリスクを分散させる

    この連載記事の目次へ まず原理や原則に立ち返る 世間には「ソフトウエア工学」が学問として存在する。先に述べた原理や原則が存在しているはずだという前提に立ち,誰でも同じ答えが出るようにすることを目指すものである。こうした学問の成果として各種の規格やモデルが完成した。例えばプロジェクト管理手法の基体系である「PMBOK」注1),ソフトウエア開発体制の成熟度を測るモデルである「CMM」注2)などがある。 注1) PMBOK(project management body of knowledge)は,米PMI(Project Management Institute)がまとめたプロジェクト管理の知識体系。「A Guide to the Project Management Body of Knowledge」として書籍化されている。 注2) CMM(capability maturity mo

    福井信二が語る構成管理・プロジェクト管理の原理原則(2) ---プロジェクト管理でリスクを分散させる
  • システム子会社を持参金付きで引き取る、そんな時代はもう間近?

    ITサービス業界では以前のようなM&A機運は萎んでしまったが、ユーザー企業のシステム子会社の買収、いわゆるフルアウトソーシングは、今もそれなりに続いている。IT部門を切り離したいというユーザー企業は依然として多いからだ。しかし、システム子会社やIT部門は今後とも“買い取る対象”なのだろうか。むしろITサービス会社が引き取るなら、持参金をつけてもらうという“不遜なこと”を考えた方がよいかもしれない。 ITサービス会社がシステム子会社やIT部門を買い取るのは、顧客との関係維持など商権を買うという意味がある。しかも、なにがしかの業務ノウハウがあり、情報システムという資産を持つシステム子会社やIT部門を買い取るのだから、ITサービス会社がお金を出して当然、普通はそう考える。これまでのフルアウトソーシングの大型案件は、実際にそうだったのだろう。 しかし、相当の大企業でも自前による情報システムの維持が

    システム子会社を持参金付きで引き取る、そんな時代はもう間近?