秘湯シリーズを始めます。第1回は岐阜県福地温泉の秘湯「湯元長座」です。北アルプスの山塊に抱かれた奥飛騨・福地温泉の名宿です。冬と夏どちらもすばらしく両方を紹介します。豪農古民家の梁を何年もかけて集め、昔ながらの佇まいを再現した宿です。冬でも館内は床暖房で快適。内湯、露天風呂、貸切風呂、歩いていく川沿いの露天風呂と多彩な温泉、そして奥飛騨料理を囲炉裏でいただきます。 冬の佇まい 雪に埋もれた温泉宿は夜になると明かりが雪に溶け込んで一層美しくなります。しんしんと降積もる雪、その中を歩いて宿に入ります。 夕刻になると、屋根には深々と積もった雪の下で、暖かく灯る窓の明かりが心落ち着きます。 外は零下、氷柱と雪の世界、でも館内要所は床暖房が整備されていて快適です。ぬくぬくと外の雪景色を楽しめます。これは贅沢です。 館内は重厚な古民家のテイスト 玄関に一歩足を踏み入れるとそこには、豪壮な古民家が現れま