「見学ポイントに活用」 リニア車両基地への回送区間 2015年02月05日09:33 JR東海の柘植康英社長は4日、名古屋市内で開いた定例会見で、リニア中央新幹線建設と地域振興の基本合意書を県と交わしたことに関し、中津川市に建設する岐阜県駅から車両基地までの回送区間について「(車両を見る)ビューポイントとして活用できる余地はある」と述べた。 回送区間は約2キロで、本線から車両基地までは低速で走行。高速で走る本線では周辺環境などを考慮し防音防災フードを設置する区間が多いが、回送区間では車両を外から見られる可能性が高い。 地元では、中津川商工会議所が中心となり「リニアの見える丘公園」の整備を計画するなど、リニアを呼び物にした観光に期待が寄せられている。柘植社長は「車両がどこまで見えるようになるかは分からないが、リニア自体が観光資源となって人の動きにつながることも十分あると思う」と話した。 車両
JR東海が品川(東京都)―名古屋間で2027年の開業をめざすリニア中央新幹線について、柘植康英社長は4日、中津川市内で計画している回送線で、走行中の車両を開業後に見学できるとの認識を示した。県庁でリニアの建設と地域振興をめぐる県との基本合意をした後、報道陣に明らかにした。 回送線は岐阜県駅と車両基地を行き来する総延長約2キロ。この間は低速でタイヤ走行をすることから、JRはかまぼこ形の防音フードで覆わない方針だ。そのため、回送線を走行中の車両の見学について、柘植社長は「観光スポットとして見ていただくのは可能」と話した。 ただ、最先端技術が集約された車両の整備工場を含む中部車両基地の内部の見学は「機密性が高く、セキュリティーの観点からなかなか難しい」と否定的な見解を示した。 中津川商工会議所は「リニアの… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会
リニア駅近くにIC 県がアクセス道の詳細案 2014年03月20日10:20 ◆中央道、恵那─中津川間に 岐阜県は19日、濃飛横断自動車道が接続する中央自動車道の恵那インターチェンジ(IC)-中津川IC間に、新たなICを設ける計画案を明らかにした。濃飛横断道は、中津川市に設置されるリニア中央新幹線の岐阜県駅へのアクセス道路。県は同日、ICの新設を盛り込んだ濃飛横断道の詳細ルート案を住民説明会で提示した。ICを設けることで、リニア駅へのアクセスを向上させる。 濃飛横断道は、郡上市と中津川市を結ぶ約80キロの地域高規格道路。県は、中津川市の中央道と木曽川の美恵橋までの約5・1キロを南北に結ぶ区間をリニア関連工区と位置付け、2027年のリニア開業までの開通を目指している。昨年、幅500メートルの大まかなルート案を示していた。 今回示された詳細ルート案は、駅予定地の東側を通り、中央道から同駅までを
リニア駅、明知鉄道直結 県活用戦略案、SL復活盛る 2014年02月18日09:44 東京―名古屋間で2027年の開業を目指すリニア中央新幹線を県内の活性化に生かす取り組みの指針となる「リニア活用戦略」案の全容が17日、明らかになった。明知鉄道を中津川市に建設予定のリニア岐阜県駅に直結して蒸気機関車(SL)を走らせる案や、中山道など歴史ある街道を生かした観光を振興するアイデアを盛り込んだ。南北と東西の観光軸をつくり、県内全域へのリニア効果波及を狙う。 県、県内の全市町村、経済、観光団体でつくるリニア活用戦略研究会が作成した。同日、県庁であった研究会の会合で報告された。 明知鉄道を直結させることで、リニア岐阜県駅から南方面への観光客の動線をつくる。明知鉄道の恵那駅で線路を延ばしてJR中央線に乗り入れ、リニア岐阜県駅と隣接する美乃坂本駅に結ぶ。恵那市では明知鉄道でSLを復活させる市民活動が始ま
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