県内の大学生でつくるサイバー防犯ボランティア「KC3」は10日、北海道で発生した最大震度7の地震を受け、インターネット上に被災地のデマ情報などが書き込まれていないか調べる「サイバーパトロール」を実施した。 KC3は学園大など県内4大学の学生が所属。同日は熊本市中央区の同大で16人が、ツイッターなどを閲覧して「人工地震だ」「6時間後に断水」「東京でも地震が起きる」など虚偽や真偽不明のデマ情報計45件を発見し、県警に報告した。県警は情報を精査し、悪質で違法性があれば立件も視野に調べる。 高村俊喜代表(同大4年)は「『地震雲を発見』など不安をあおるような書き込みが多かった。災害時には国や自治体などの正しい情報を伝えるようにしてほしい」と話した。(前田晃志) (2018年9月11日付 熊本日日新聞朝刊掲載)