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ブックマーク / jp.ign.com (9)

  • 『雨を告げる漂流団地』レビュー:おそらく団地映画、最後の傑作

    稿は2022年9月16日よりNetflixで全世界配信&全国ロードショーとなる長編アニメ映画『雨を告げる漂流団地』のレビューです。 『雨を告げる漂流団地』はおそらく日の団地をモチーフとした映画で最後の傑作となるアニメである。決して大仰に言っているわけじゃない。そもそもの団地自体がいま日各地で建て替えや取り壊しが続いており、団地の時代が終わり始めているからだ。 団地は戦後の住宅難を解消するための施策であると同時に、新たなライフスタイルの象徴でもあった。団地の誕生によって家族の形からある種の社会の形まで変わったことは、各時代のフィクションなどからうかがえる。しかし近年は老朽化などに伴い、各地で建て替えなど今後を問われる状況にある。 そんな消えゆく団地の時代を、作はなんとストレートな冒険映画に仕上げているのだ。『陽なたのアオシグレ』(2013年)や『ペンギン・ハイウェイ』(2018年)の

    『雨を告げる漂流団地』レビュー:おそらく団地映画、最後の傑作
    bluesura
    bluesura 2022/09/17
    "たとえば『淫獄団地』(2021年~連載中)は70年代の日活ロマンポルノから醸成された団地妻と80年代以降の超常現象が起きる場としての団地を併せ持っている"
  • ゲーマーはなぜNFTが嫌いなのか?

    「自分が実際に触れたことはないけど、やたら目にする流行語」の代表格であるNFTはゲーマーの身の近くに迫っている。ゲーム会社が新たなビジネスとしてゲームに関連したアセットやアイコンをNFTアートとして販売するだけでなく、大手ゲーム会社がNFTゲームの研究を進めたりベンチャー企業がNFTゲームの開発・運営を始めたりしていることは連日のように報道されている。 地域によってNFTゲームへの反応はさまざまだ。日ではまだNFTゲーム自体がそこまで注目されていないため、日のゲーマーはNFTゲームに対して肯定も否定もしようがないといったところだが、欧米圏のゲーマーとゲーム開発者は明確にNFTを敵視して排斥しようとしている。いったいなぜこんなことが起きているのか、そもそもNFTゲームとはなんなのだろうか? NFTとはなにか? 非代替性トークンことNon-Fungible Token、通称NFTはブロック

    ゲーマーはなぜNFTが嫌いなのか?
    bluesura
    bluesura 2022/07/03
    試しにスタートアップのNFTで遊んでみてるんだけど、そのNFTがちょっと失敗して、無料につられてた投機目的のハイエナがコミュニティで大暴れしてメチャクチャ醜い状況になってたのがすごく面白かった。これにつきる。
  • なぜ公式音源ではなく「カービィ」のアレンジ楽曲がグラミー賞を受賞したのか?さらば「非公認」~ゲーム音楽アレンジ/リミックスの新時代

    『星のカービィスーパーデラックス』のアレンジ楽曲「MetaKnight'sRevenge」が、第64回グラミー賞を受賞したことで話題を呼んでいる。大変おめでたいことであり、さっそくこれを聴いてみたという方も多いと思うが、そのアルバムクレジットにはNintendoやHAL研究所の権利表記が全くないことにお気づきだろうか。 先日の糸田氏による記事でも指摘があったように、ここにはアメリカにおける音楽著作権法の改定が影響している。実はここ数年の間に、海外におけるゲーム音楽アレンジ/リミックスを取り巻く状況は激変しているのだ。音楽サブスクリプション(特にSpotify)を日常的に使っている人ならお気づきだろう。こうした「許諾なしのゲーム音楽アレンジ楽曲」が堂々と、しかも商品として罷り通るようになってきているのだ。その背景で一体何が起きているのか。いい機会なので、その背景について解説しよう。 Spot

    なぜ公式音源ではなく「カービィ」のアレンジ楽曲がグラミー賞を受賞したのか?さらば「非公認」~ゲーム音楽アレンジ/リミックスの新時代
  • 最先端のジャンルがゲームにも「ローファイ・ヒップホップ」特集(前編):ゲーム音楽ディスクステーション第5回

    ローファイ・ヒップホップとは? ご存じない方に説明するなら、ゆったりしたビートとほんのりジャジーなフレーズが織りなす「癒やしのインスト・ヒップホップ」といったところでしょうか。ヒップホップと言いつつも、実はその文化の中から生まれたものではなく、主な支持層はこれ系のサントラに郷愁を感じる00年代アニメ世代、あるいは「作業用BGM」として魅せられた若いYouTubeリスナーなどだったりします。ヒップホップ流との結び付きは、あくまでも気だるいビートだけで、音楽的にはむしろVaporwaveの後裔的な位置にあるといえるでしょう。霞がかったノスタルジックな音像や、ビジュアルイメージと一体化したサウンドの扱いなどには、確かにVaporwaveの影響を感じることができます。 さて、そんなローファイ・ヒップホップですが、最近これにゲーム音楽が接近しつつあります。ムーブメントとしてのローファイ・ヒップホッ

    最先端のジャンルがゲームにも「ローファイ・ヒップホップ」特集(前編):ゲーム音楽ディスクステーション第5回
  • 『プリンセスコネクト!Re:Dive』の人気キャラの暴れっぷりから見る調整の難しさ

    プレイするアニメとも称される、Android/iOS/PC向けにサービスを展開する『プリンセスコネクト!Re:Dive』(公式サイト)にて、プレイヤーの不満が一気に爆発する騒ぎがあった。その原因となったのは、作屈指の人気キャラクター・キャル(なかでも限定のニューイヤーバージョンで、通称ニャル)を狙ったと思われるバランス調整だ。 このバランス調整は、新しく実装されたダンジョンのボスをニャルで簡単に倒せてしまうという不具合修正を目的としたもの。しかし、一緒に行われた対策がファンの逆鱗に触れてしまった。稿ではそんなニャルについて紹介していきたいと思う。 能力が高すぎるプリコネR屈指の人気キャラクター「ニャル」 ニャルは2019年12月に実装された限定キャラクターで、その特徴は、自己バフにより天井知らずで攻撃力高められる点にある。作の戦闘はすべて1分30秒で決着が付くように設計されているので

    『プリンセスコネクト!Re:Dive』の人気キャラの暴れっぷりから見る調整の難しさ
    bluesura
    bluesura 2021/05/11
    ソシャゲのデメリットが余すことなくでてる
  • タニグチリウイチの「今のアニメを知るために」:第8回 見里朝希監督の『PUI PUI モルカー』が生き生きとしているワケ

    『PUI PUI モルカー』、『ポプテピピック』、『ジュラしっく!』。人形アニメもあればクソアニメや老舗アニメ制作会社の実験作品もあってと、脈絡なく並んでいるタイトルに共通しているのが、東京藝術大学大学院の映像研究科アニメーション専攻から出たクリエイターたちが関わっているという点だ。いずれも、独特のテイストを持ったアニメーションを商業作品の中で見せ、話題になっている。藝大に限らず芸術系の大学でアニメーションを学び、商業作品に携わるクリエイターも少なくない。アカデミズム出身者による作品の、いったい何が注目を集めているのか? 『蜘蛛ですが、なにか?』を始め、小説投稿サイトから出た作品のアニメ化が相次ぎ、『呪術廻戦』や『進撃の巨人 The Final Season』といった漫画原作のアニメも好調な2021年のアニメ戦線で、ぐいっと抜け出した作品が、『PUI PUI モルカー』だ。 監督したのは、

    タニグチリウイチの「今のアニメを知るために」:第8回 見里朝希監督の『PUI PUI モルカー』が生き生きとしているワケ
  • 「神ゲー」、「クソゲー」、「ゲーム性」… ゲームを語るうえで使いたくないNGワード【ゲームライターの日常 シーズン2】

    いまだと珍しく感じるかもしれませんが、「ゲーム性」という言葉があります。これ、ゲーム開発者の方も使うこともある一方、ゲームメディアの記事に使われていると「うーん」となりかねないおそろしい単語だったりします。 もちろん、この言葉を絶対に使ってはいけないわけではありません。しかしながら、言葉が指し示すものが曖昧な状態で使うのは問題になりえます。その例のひとつが「ゲーム性」といえるわけですね。 「ゲーム性」という意味が広すぎる言葉 『ヨッシークラフトワールド』(2019) そもそも「ゲーム性」とはなんでしょうか。おそらく、「ゲームゲームであるとたらしめる部分」だとか「ゲームとしての魅力」みたいなものだと思います。ものすごい単純に、ルールなど前提条件を指し示す場合もあるみたいですね。 しかし定義がとにかく曖昧です。たとえば「2Dアクションのゲーム性」と言ったら何を思い浮かべるでしょうか? たとえ

    「神ゲー」、「クソゲー」、「ゲーム性」… ゲームを語るうえで使いたくないNGワード【ゲームライターの日常 シーズン2】
  • Valveのプライバシー設定の変更後、売上データ収集サイトの「Steam Spy」が運営終了に

    人気の売上データ収集サイトSteam Spyは、ValveがSteamのプライバシー設定の変更を行なうため、運営終了することを発表した。 そのデータは必ずしも正確ではないものの、Steam SpyはSteamのプロファイルページから情報を集め、Steamでどのくらいゲームが売れているかを予測していた。しかし、Steamのデータのプライバシー設定を変更するとValueが発表したため、その後はユーザーのライブラリー内にどんなゲームがあるかを見ることができなくなる。 「Steam Spyはもともとデフォルトで見ることができる情報を使用していました。そのため、もうサイトの運営はできなくなります」とSteam SpyはTwitterで発表した。EuroGamerのインタビューで、Steam Spyの創設者、Sergey Galyonkinは、「アーカイブはそのままにするつもりだが、Patreonのペ

    Valveのプライバシー設定の変更後、売上データ収集サイトの「Steam Spy」が運営終了に
    bluesura
    bluesura 2018/04/14
  • 中華娯楽週報 第10回:ゲームCMが大炎上!中国の女性ゲーマーと誇り高き乙女たち

    こんにちは!「香港ガリ勉眼鏡っ娘ゲーマー」こと歐陽です。中国・香港・台湾を含む中華圏のゲーム映画、アニメなどの情報を発信し、社会事情を分析するコラム「中華娯楽週報」。第8回と先週の第9回は、いま流行りの「中国製日系ゲーム」から中華人民の自信の喪失と回復を詳しく検証した。10回目の節目を迎えた今回は、あるゲームCMの炎上をきっかけに、中国の女性ゲーマーと彼女たちの自己認識を分析する。 今年の春節(2月中旬)、中国で話題のモバイル向け乙女ゲーム『恋与制作人』(直訳:恋とプロデューサー)のインターネットCMが物議を醸した。その詳しい内容については後述するが、当事者からすると「乙女ゲームファンをバカにする」ようなものとなっている。絶大の人気を誇る『恋与制作人』だが、端末からアプリを削除してマイクロブログ新浪微博(ウェイボー)などのSNSで報告するユーザーが続出するなど、大きな騒ぎへと発展した。最

    中華娯楽週報 第10回:ゲームCMが大炎上!中国の女性ゲーマーと誇り高き乙女たち
    bluesura
    bluesura 2018/04/03
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