先月、Jリーグは監督解任が相次いだ。 J1ではFC東京の城福浩監督、J2ではジェフ千葉の関塚隆監督、FC岐阜のラモス瑠偉監督が解任されている。いずれも成績不振がクビの要因だった。 事態を好転させるためには、リーダーを代えるしかない。プロの競争において、成績の良いクラブと悪いクラブが存在するのは一つの摂理。監督解任は世界的にも珍しいことでもなんでもない。 しかしながら、お粗末な監督解任だった。 前任のマッシモ・フィッカデンティを継いだ城福監督は、1年のブランクと経験実績(下位チームを率いて残留させただけで、アジア制覇を狙うチームを束ねられるか?)が当初から不安視されていた。開幕してからその疑惑は深まり続け、ファーストステージ後半には、選手が「どう戦えばいいか分からない」と混乱。最後は半ばパニックの状態だった。 関塚監督は自身が昨季チームを昇格させられなかったにもかかわらず、選手を総入れ替えし