空港保安検査で回収が急増しているヘアアイロン。リチウムイオン電池を内蔵しているため持ち込みが制限される=関西国際空港第2ターミナル (藤谷茂樹撮影) 国内外の旅行需要回復とともに、空港で搭乗前に受ける保安検査で所持品を「没収」される事例が急増している。関西国際空港の第2ターミナル(T2)では、ライターが最も多く1日平均240個超。航空機内への持ち込み制限は安全を確保するためのルールだが、一部の女性にとっては必需品でもあるヘアアイロンも増えており、対応に苦慮している。 【表でみる】飛行機への持ち込みが制限されている品の代表例 ■1日平均163個 保安検査の実施主体は日本では航空会社で、T2では「ピーチ・アビエーション」が警備会社に委託している。ピーチ関西空港所長の牛鼻(ごはな)章さんは「ここ3日の検査で回収され、500個以上はあるだろう」と、見せてくれたライターは山のような量。縦48センチ、