能登半島地震の被災者を一時的に受け入れている金沢市内の避難所で一般募集の災害ボランティアの活動が始まった。これまで受け入れ準備がなかなか整わず、一般ボランティアの活動は金沢市が初めて。一方でインフラ復旧が進まない地域では今も、個人ボランティア受け入れの動きは遅い。 ホテルなどの2次避難所に移る前の約250人が身を寄せる金沢市のいしかわ総合スポーツセンターでは17日、市民ら28人が清掃や物資の運搬を手伝った。石川県災害ボランティア協会長の水戸雅之さん(66)は「避難者の方々から『ありがとう』と感謝され、早く被災地に行って支援したい気持ちが膨らんだ」。 しかし、被害が大きかった同県の奥能登では依然、受け入れの見通しが立たない。輪島市は七尾市以南からのアクセスが県道1本で、緊急車両や救援物資を運ぶ自衛隊などの車両だけでも渋滞が発生。「今は2次避難を呼びかけている段階。それが終わっても受け入れられ