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量子力学に関するboeseのブックマーク (4)

  • ラオホの実験: 極東ブログ

    最近の科学の話題ということでもないが、量子力学パラドックス関連の実験で私が時たま考えることのメモの関連をちょっと書いておく。当は、ラオホ(Helmut Rauch)(参照)自身の論文にあたるべきなのだろう。が、ここでの話は「「量子力学の反乱」―自然は実在するか?(最新科学論選書)」(参照)の孫引きですよ。なお、基的な話はネット・リソースとしては「アインシュタインの科学と生涯」(参照)によくまとまっているように思えた。 ラオホの実験については後で触れるとして、話のテーマは、シュレディンガー方程式における波束の収束はどのように起きるか(という命題が哲学的にナンセンスな可能性はあるにせよ)、ということ。いわゆる観測問題もちょっと関係している。 さて、ボーアの考えでは、観測の際にミクロの対象はマクロの装置と相互作用したとたんに制御不能な攪乱を受け、瞬間的にフォン・ノイマンが言ったような波束の収

  • 分裂勘違い君劇場 シュレーディンガー

    実に360人もの人がブックマークしたシュレーディンガーのの核心という記事が、なぜピントずれのトンデモ記事なのかを、専門用語を一切使わずに説明してみます。文系の人どころか、中学生にもシュレディンガーのの核心がわかるように 説明してみます。*1 量子とは何か よく、「電子や光は、粒子でも波でもなく、量子なのだ」と言われます。 でも、この量子って、「何」なんでしょう? 一般人の生活感覚からすると、量子というのは、あらゆる異質なものの中で、もっとも異質なものです。 どのくらい異質かというと、あまりに異質すぎて、僕たちが日常知っているいかなるものとも、少しも似ているところが無いほどです。 だから、「量子というのは、要するに○○みたいなものだ」ということは出来ません。 だって何にも似ていないんだもの。 量子とは、日常知っている何かに例えて説明することができない「何か」なんです。 いや、もっというと

    分裂勘違い君劇場 シュレーディンガー
  • HITACHI : コヒーレンス時間を二桁向上する集積化に適した シリコン量子ビットの開発に成功

    このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新のお問い合わせ先は、お問い合わせ一覧をご覧下さい。 日立ヨーロッパ社日立ケンブリッジ研究所(Hitachi Europe Ltd., Hitachi Cambridge Laboratory/以下日立)は、このたび、英国ケンブリッジ大学と共同で、量子コンピュータの実現に向けて、シリコン半導体で作成した二つの量子ドットから構成されるシリコン量子ビット(シリコン・キュービット)を開発しました。日立で培ってきた単電子トランジスタ技術を適用することによって、シリコン量子ドット方式の弱点であったコヒーレンス時間(外部からの擾乱に影響を受けない時間)を従来に比べて二桁向上するとと

  • 『ノエイン もうひとりの君へ』と量子力学

    『ノエイン』が終わった。傑作でした。TV番組がこんなに楽しみだったのは『あずきちゃん』以来です。(←最大級の賛辞なんですが(笑)) しかし、この作品、なぜか「量子力学」が関わっているんですね。 フィクション部分も多いといえ、作り手は意外と量子力学をわかっていそうな雰囲気です。 物理から足を洗って十余年、すっかり量子力学なんて疎遠になってしまったので、頭の整理を兼ねてまとめてみました。 理論をやるような頭はなかったので、観測の問題なんて全く考えたことありませんでしたよ。 ちなみに、脚や構成がすばらしいとか、作画や撮影がTVシリーズとしてありえねーレベルだとか、CGがすごいとか、音楽が合いまくっているとか、第2話の作画監督はいったい何だとか、そういったことはもういろんなところで語られているので、あえて触れませんでした。 1. 量子力学と未来の選択 まず、『ノエイン』を語る上で最も重要である「

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