「『とても印象的でした』と、リポートを締めくくるのは、雑だ!センスがない!」 と、新人の頃、先輩アナウンサーから厳しく言われた。 「そう語る〇〇さんの表情が、とても印象的でした」 「日射しに輝くヒマワリの花が、とても印象的でした」 「ひとり残って練習を続ける新人。か細いクラリネットの音色が印象的でした」 幅広く使える、便利で重宝な言葉である。しかし、その先輩は、 「アナウンサーなら、何が、どうして、どのように心に響いたのかを、 『印象的』という言葉を使わずに、伝えてみろ! 『とても印象的でした』なんて、すぐ言う奴は、俺はプロとは認めない!」 別に、先輩に認められなくてもいいです、とは言えず...「印象的」は、 ある意味、NGワードとして、わが心に刻まれてしまった。 ナレーション原稿に書かれていても、 「もう少し、言葉を補いませんか。どのように印象的なんですか?」 などと、尋ねてしまう。 「
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