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ブックマーク / www.osaka-kyoiku.ac.jp/~kokugo (1)

  • 金子みすゞの詩の分析

    指導教官:野浪正隆 0 始めに 金子みすゞの詩との出会いは、朝日新聞『天声人語』(H5.4.7)によってである。「大漁」「土」「私と小鳥と鈴と」が掲載されてあり、それらの詩から、みすゞの詩の深さ、優しさ、あたたかさに初めて触れた。鮮烈なみすゞの詩との出会いであった。 この出会いにより、もっと金子みすゞの詩を知りたいと思い、全集を購入した。読みすすめていくうちに、600編あまりある詩にいくつかの系統があることに気がついた。そして、金子みすゞ詩に、とうしてこんなにも心が揺さぶられるのかということを疑問に思うようになった。 という、あるゼミ生の熱意から、金子みすゞの詩を共同研究することになった。 金子みすゞという女性は、今から約90年前の明治36年(1903)、山口最長門市仙崎(当時大津都仙崎村)に生まれた。名を金子テルといい、大正12年6月頃(20歳の頃)から詩をつくり、雑誌に投稿を始めた。

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