スポーツ分野でも活躍を始めている人工知能。韓国のプロ野球では、投手の配球を人工知能に予想させるというプロジェクトが進められており、その精度が80%に達したとして、関係者や視聴者の高い関心を集めている。 韓国の放送局・SBSは、プロ野球の年間シリーズ中継に、AIを使った投球予測システムを導入。その予測結果をSNSなどで公開するという試みを行った。今回開発されたAIは、SBSスポーツとインテルが共同で開発したものだが、その的中率はシリーズ平均60〜80%という高い的中率を見せたという。 ディープラーニングを採用したその「AI投球予測システム」は、2017年の韓国プロ野球レギュラーシーズン中の約22万球の投球データを収集・学習して生み出されたものだ。プロジェクトマネージャーのク・ギョンモ氏は「伝統的な統計ベースの数学的モデリング手法と、時系列データ学習のためにニューラルネットワークを使用した」と