幻冬舎、そして見城さんの対応について本屋がすべきことについて考えている。作家さんからの声はたくさん出ている。もちろん読者からも。 しかし本屋は声をあげにくい。以前の『日本国紀』騒動や昨夏の「新潮45」問題などでも同様だったが、本屋が出版社から本を仕入れて営まれるものである以上、どうしても上下関係を意識してしまい、批判の声をあげることが難しく思えてしまう。もちろんこれは作家-出版社間の関係でも同様だし、さらに言うと「出版社は本屋に本を置いてもらってる/作家に本を書いてもらってる」とも考えられるため、場合によっては上下は逆転しているかもしれない。 でもやはり本屋は出版社に対して弱いのだ。少なくとも幻冬舎や新潮社のような「大手」に対しては。まあとにかく。今回、幻冬舎が津原さんに対して行なったことは、そのまま本屋に向けられる刃でもある、ということは、知っておかないといけないと思う。 津原さんは『日