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  • お金は貸し放題ではなかった...江戸時代の銀行業の驚くべき「信用調査の技術力」

    <浪費癖から不誠実な人柄まで、詳細に記された信用調査書こそが、従業員たちの重要な業務マニュアルだった...。第46回サントリー学芸賞「政治・経済部門」受賞作『三井大坂両替店──銀行業の先駆け、その技術と挑戦』の「受賞のことば」より> 三井大坂両替店は、現・三井グループの元祖である三井高利が元禄4年(1691)に開設した総合金融機関で、当初は幕府公金の送金を担当する店舗として設置されました。 しかし、多額の幕府公金を一時的に預かり、それを融資に転用できる役得から、金融取引を拡大し、民間相手としては江戸時代最大級の金融業者に成長しました。 驚くべきことに、三井大坂両替店については、享保17年(1732)から明治2年(1869)までの138年間、3,825人もの顧客の信用情報(担保や年齢、家族構成、人柄、家計状態)を書き留めた記録があります。 三井大坂両替店では、顧客から借入の申し込みを受けると

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    bokmal
    bokmal 2024/12/14
  • 故郷・東北を「かっこ悪い」と感じる自分に困る...「かっこよくなった」沖縄、台湾、韓国との違いは?

    <独自の近代ナショナリズムや自意識の形成など、台湾のナショナリズムとイデオロギーから見えてくる、日の東北について> 毎日新聞に入社3年目の02年、青森支局員だったとき、東京で「沖縄反基地運動連帯」をかかげる団体を取材した。 取材後の雑談で「米軍三沢基地や使用済み核燃料再処理施設を抱える青森の立場は、沖縄に似ている」と言うと、相手は「考えたこともなかったです。沖縄と違って、青森はなんだか、かっこ悪いですしねえ」。 「かっこ悪い」――。あまりに率直すぎる言葉に、愕然とするよりも納得させられた。私も東北を「かっこ悪い」と思ってきた。だからこそ、ちょうど30年前の春、大学進学を期に、出身地である東北・仙台を逃げ出した。東日大震災の、あの津波が来るよりもはるか前に。 私は「かっこ悪い」東北出身である。と同時に東北から逃げて、結果として震災からも逃げ得た。その自分が後ろめたく、震災の死者に罪責意識

    故郷・東北を「かっこ悪い」と感じる自分に困る...「かっこよくなった」沖縄、台湾、韓国との違いは?
    bokmal
    bokmal 2024/05/08
    「ふるさとの訛りなくせし友といて」…方言を「直す」というのが嫌いだ。それは「失くした」のだ。
  • マゾヒスト女性はその行為を真に欲望しているのか、それとも男性優位社会の社会通念を内面化した「被害者」なのか

    私はマゾヒストであり、この男性から完全に支配されることを望んでいます、と主張する女性がいたとする。私はサディストであり、この女性を縛り、鞭打つことを「愛情行為」として実践しています、と主張する男性がいたとする。これらの行為には同意があるとしよう。これらは、いわゆる「SM」と呼ばれる実践に当てはまる。 対等な成人同士による、同意の上の行為については、それがたとえ一般的な社会通念に沿わないものであっても尊重されるべき、という考えは、現在それなりに支持を得ている。しかしそうはいっても、支配や暴力行為に対する同意については、なんとなく不安を覚えることが多いはずだ。 そもそもその同意は当に人の意思なのか。男性のほうがかなり年上で社会的地位もある場合、女性の同意は信じられるのか。そもそもどのような関係が真に対等な関係と言えるのか。人の気づかないうちに、誘導されているのではないか。そもそも、なぜ支

    マゾヒスト女性はその行為を真に欲望しているのか、それとも男性優位社会の社会通念を内面化した「被害者」なのか
    bokmal
    bokmal 2024/04/24
    “DV・虐待被害者がいかに主体性を剥奪され、その主張が無化されているか”
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