最近、増員もさることながら、広告が「脅威」ということを口にする弁護士が出始めています。どういうことかといえば、広告を派手に打つ法律事務所に顧客が流れる現象が、いわゆる街弁の経営環境をじわじわと圧迫し始めているということのようです。 もちろん、これも地域によって、影響はまちまちかもしれません。ただ、この現象からは、少なくとも二つのことがいえます。一つは、弁護士広告にはっきりとした集客効果が認められるということ。もう一つは、否応なく、そうした競争に弁護士が巻き込まれ始めているということです。 こういう表現には、あるいは疑問を持たれる方もいるかもしません。つまり、広告の集客効果があることも、また、そうした競争自体、別に特別なことではなく、巻き込まれるというよりは、積極的にかかわるのが、企業努力ならぬ士業努力だろう、と。 前者についていえば、弁護士の広告解禁後も、業務広告がすぐさま集客につながると