7月29日、ムーディーズ・は、米国の格付け見直しでは、「トリプルA」格付けが据え置かれる可能性が高いとの見解を示した。写真は債務上限引き上げ問題で声明を発表したオバマ大統領(2011年 ロイター/Jason Reed) [ニューヨーク 29日 ロイター] 格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは29日、米国の格付け見直しでは、「トリプルA」格付けが据え置かれる可能性が高いとの見解を示した。 ただ見通しは「ネガティブ」となる公算が大きいと警告した。これは格下げが差し迫ってはいないものの、中期的にはその可能性が残っていることを示している。 ムーディーズはこれに関して、デフォルト(債務不履行)回避期限とされる8月2日までに連邦債務上限が引き上げられなかった場合でも、政府が国債の支払いを優先するとの予想されるシナリオに基づいていると説明した。 同社は「8月2日までに債務上限が引き上