16/05/2017『Mono no aware もののあわれ』#かもし(Original Piano オリジナル ピアノ) 『Mono no aware もののあわれ』 しょぎょーむじょう 西行法師常に来りて言はく、 我が歌を読むは遥かに尋常に異なり。 花、ほととぎす、月、雪、すべて万物の興に向ひても、およそあらゆる相これ虚妄なること、眼に遮り、耳に満てり。 また読み出すところの言句は皆これ真言にあらずや。 花を読むとも実に花と思ふことなく、月を詠ずれども実に月とも思はず。 ただこの如くして、縁に随ひ、興に随ひ、読みおくところなり。 紅虹たなびけば虚空色どれるに似たり。 白日かがやけば虚空明かなるに似たり。 しかれども、虚空は本明らかなるものにあらず。 また、色どれるにもあらず。 我またこの虚空の如くなる心の上において、種々の風情を色どるといへども更に蹤跡なし。 この歌即ち是れ如来の真の
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