日本の国技といえば相撲だが、テレビでみたことはあっても、実際にやった経験となると、小学生のころに砂場でちょっと遊んだ程度。 生まれ変わったら一度ちゃんとやってみたいなと思っていたら、由比ヶ浜でおこなわれる「ビーチ相撲大会」というイベントに誘われた。 ビーチと相撲。どちらも砂と裸と塩が似合う単語だが、はじめて聞く組み合わせだ。いい機会なので、ビーチでまわしを締めてきた。 (玉置 豊) ビーチ相撲とは ビーチ相撲大会当日、埼玉から二時間かけて神奈川県にあるおしゃれ海水浴場の由比ヶ浜にいくと、砂浜に土俵らしきものがつくられていた。 相撲というと固い地面を俵で囲んだ女人禁制の神聖な場所というイメージがあったのだが、この土俵はビキニの女性がたくさんいる砂浜に、ホースで丸く囲って仕切り線を置いただけ。 どんなスポーツよりもシンプルな競技会場である。