この記事には参考文献や外部リンクの一覧が含まれていますが、脚注による参照が不十分であるため、情報源が依然不明確です。 適切な位置に脚注を追加して、記事の信頼性向上にご協力ください。(2024年5月) ここでは量子状態を表す状態ベクトルから波動関数を定義する。ただし状態ベクトルと波動関数は等価であるため(後述)、扱う問題に応じて状態ベクトルと波動関数による表現を行き来することができる。 あるオブザーバブルを表すエルミート演算子 を考え、その固有値 が離散的であるとする。エルミート演算子 の性質として、全ての固有ベクトルの集合 は完全系をなすため、任意の状態ベクトル は の線形結合(重ね合わせ)として表すことができる。 上記の展開係数 を「基底 表示での波動関数」と呼ぶ。 またエルミート演算子の固有ベクトルは互いに直交する(ように選べる)。 が正規直交基底をなすとすると、この式と との内積をと