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時代を問わず様々な戦争文学を収めた全集「コレクション 戦争と文学」(全20巻)の刊行が、集英社から続いている。終戦の日が近づいたのを機に、編集委員の作家、浅田次郎さん(60)に、改めて戦争と文学への思いを聞いた。 「スタンダールやトルストイを読み落としてもいい。でも、戦争文学は避けて通れないと思う。特に、文学を志す人ならば」 日清戦争から現代まで、100年以上の歴史を持つ戦争文学から作品を選び、『オキュパイド ジャパン』、『さまざまな8・15』など、テーマ別で編集した構成も話題を呼ぶ全集の編集に関わった感想を語る。 「豊かになった現代の小説には、人間の本質的な苦悩が失われている。しかし、戦争の時代は、国民全員が本質的に苦悩を抱えざるを得なかった。理不尽なもの、醜いもの、美しいもの。極限の状態に追い詰められた場所で見せる人間の核が詰まっている」 例えば、中山義秀「テニヤンの末日」(『アジア太
第一次大戦後、あらゆる戦争は、すべての国民・資源を動員する「総力戦」の時代に入った。その動員は、学校や企業に典型のごとく、平時においても継続することを辞めない。つまり社会が戦時体制化したのである。その不可視の動員を解くには、社会の戦時体制下を可視化する試み、すなわち<戦争社会学>の構築がまずは必要であろう。40代の編者を中心に執筆者40名を擁して編まれた、世界で初めての<戦争社会学>ブックガイド。 [目次] イントロダクション 戦争社会学とは何か(野上元) ■第一部 「戦争の社会学」への招待 ★第一章 戦争を社会学的に考えるための一二冊 *戦争を社会学する(荻野昌弘)――ロジェ・カイヨワ(秋枝茂夫訳)『戦争論――われわれの内にひ そむ女神ベローナ』 *超国家主義(植村和秀)――丸山眞男『現代政治の思想と行動』 *戦時国家と社会構想(井上義和)――筒井清忠『二・二六事件とその時代――昭和
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