三洋堂書店は5月25日、2010年3月期決算(非連結)説明会を行った。加藤和裕社長は「新たな書店パッケージがみえてきたので、今期五店舗出店する。三洋堂書店は今後、本と同時購買するもの、例えばダイエット本の横にダンベルを展開するような<ブック・バラエティー・ストア>に舵を切っていく」と新たな店舗戦略を説明した。 業績については、売上高が前年比1.8%減の279億7500万円と減収となった。同期は出店を愛知・大ぐち店の移転・増床に止める一方、新規商材の投入に合わせ、既存店売場をリニューアル。レンタル部門併設店のほぼ全店にあたる50店にレンタルコミックを導入したほか、古本販売の「ふるほんタウン」を八店(前期2店)、駄菓子や玩具などの「キッズタウン」を22店(同3店)に拡大するなど業態転換を推進した。しかし、市場の悪化や2店の閉店などを要因に前年を下回った。 利益面では営業利益が5億6400万円(