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2011年1月18日のブックマーク (3件)

  • 【直木賞】選評 「本当に相譲らぬ2作品受賞」+(1/4ページ) - MSN産経ニュース

    第144回直木賞受賞作は木内昇(のぼり)の「漂砂のうたう」、道尾秀介の「月と蟹」の2作に決まった。選考委員の宮部みゆきさんによる選評の概要は以下の通り。 選考に2時間半かかりましたが、木内さんの「漂砂のうたう」、道尾さんの「月と蟹」の2作品に決まったことをご報告します。最初に選考委員全員で投票し、犬飼六岐さん(「蛻(もぬけ)」)と荻原浩さん(「砂の王国」)、貴志祐介さん(「悪の教典」)の作品が相対的に点が低かったことで、今回は授賞を見送ろうと。その時点で、2作に評価が集中していました。 まず犬飼さんの作品については、着想が面白い。江戸の町屋、というものを資料も少ないであろう中、うまくテーマとして見つけて小説にしたことについては評価があったが、ミステリー仕立てにしたことで人物のはつらつさに欠けるとか、ミステリーにしたことで町屋と外の江戸の世界とは断ち切られているとはいえ、聞こえてくる音がなく

  • 【芥川賞】朝吹真理子さん「読者のあなたに届ける手紙」+(1/3ページ) - MSN産経ニュース

    第144回芥川賞に選ばれた朝吹真理子さんは、黒いカットソーにエレガントなスカート姿で会見場に現れ、「えーと」と何度も言葉を選びながら、丁寧に自らの作品世界について語った。 --ひとこと 「芥川賞の最終候補にしていただくまで、日文学振興会の方に作品を読んでいただきありがとうございます。作品を手にしていただき、賞をちょうだいしたことに、うれしい気持ちと畏怖の両方がないまぜになっています」 --お父さん(詩人で仏文学者の朝吹亮二氏)へはどう報告を 「両親へは電話で受賞を報告しました。よかったねと」 --フランス文学と自作との関係は 「フランス文学は大切に思うし、好きな詩も小説もありますが、大文字の『フランス文学』と自分との関係を思ったこともないし、家庭環境と自分の作品を照らす感じで考えたこともありません」 --何をして待っていましたか 「読売新聞の書評を書いておりました(笑)。電話でお知らせを

  • 【芥川賞】西村賢太さん「ダメなやつ…オレのことだ」(爆)+(1/3ページ) - MSN産経ニュース

    第144回芥川賞に選ばれた西村賢太さん(43)は、会見場にチェックのシャツと焦げ茶の革ジャン姿で登場。肩の力の抜けた、赤裸々トークで場内を爆笑に巻き込んだ。 --心境をひとこと 「たいへんうれしいです」 --どこで待っていましたか 「自宅で、そろそろ風俗へ行こうかと。行かなくてよかったです(場内爆笑)。電話がかかってきて、はじめよく聞こえなかったんですが、もう一度聞いたら“受賞しました”と。驚きました」 --選考委員からは、私小説だけど距離感があるという講評でした 「たいへんうれしい。僕の場合は。ずっと最初から同人誌で書いてたもんですから、小説の法則など気にせず書いていた。ただおもしろい純文学を書きたい、と。純文学ではない感じで取られることも、自分では望んでいるところではあります」 --事実の分はどれくらい 「起こった出来事は9割以上は当のことですが、書き方の問題でいうと2対8でフィクシ