夏葉社・島田潤一郎さんのインタビュー第2弾。 前回は、島田さんが夏葉社をつくるまでの話をお届けしました。 夏葉社が、これまで世に送り出した本は2冊。 ひとつが、ユダヤ系アメリカ人作家・バーナード=マラマッドの短篇集『レンブラントの帽子』。もうひとつが、東京は大森で古書店を営み、川端康成や三島由紀夫をはじめ数多くの作家と交流をもった関口良夫氏のエッセイ『昔日の客』。 今回は、この2冊の本がどうやって生まれたかを伺います。 それぞれの本に、万感の思いが込められている。誕生までの物語がある。 その思いと物語を、是非、とくとご覧あれ。 (聞き手:大越裕・萱原正嗣、文:萱原正嗣) ―― 出版業界ほぼ未経験で出版社をつくられたことも驚きましたが、はじめてつくられた『レンブラントの帽子』(バーナード・マラマッド)で、これだけのクオリティに仕上げられたというのが本当に驚きです。 島田巻末エッセイを書