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2016年2月29日のブックマーク (3件)

  • 太洋社は自主廃業できるのか - 日本出版者協議会

    出版者協議会 2012年10月、出版流通対策協議会(流対協)が「一般社団法人・日出版者協議会」(出版協)となって生まれ変わりました。事務所営業日時:月・水・金曜日の11:00~17:00です。 嫌な話ばかりが続く。昨年の栗田出版販売の民事再生につづいて、今度は太洋社が自主廃業するという。昨年から経営危機と自主廃業の噂が流れていたので予想はしていたが、都内老舗書店の芳林堂書店の太洋社への支払いが滞っていたため、太洋社が遂に商品供給をストップしたことから、一気に噂が広がった。ただ自主廃業かどうかは不明だった。2月5日に太洋社からのFAXが送られてきて、8日に自主廃業に向けての説明会があるとの連絡が出張先に入った。 業界紙によると、業界第5位の太洋社は2005年6月期に売上高487億円を記録したが、それ以降売上高が減少し、2015年6月期の売上高は171億円にまで落ち込み、純損失約8億23

    太洋社は自主廃業できるのか - 日本出版者協議会
  • 多忙を極める中で書いた『対岸の彼女』で直木賞を受賞。つねに新しい「課題」と向き合う――角田光代(2) | 文春オンライン

    角田光代 1990年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。1996年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、2003年『空中庭園』で婦人公論文芸賞、2005年『対岸の彼女』で直木賞、2006年「ロック母」で川端康成文学賞、2007年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞、2011年『ツリーハウス』で伊藤整文学賞、2012年『紙の月』で柴田錬三郎賞、『かなたの子』で泉鏡花文学賞、2014年『私のなかの彼女』で河合隼雄物語賞を受賞。 角田 『空中庭園』が直木賞の候補になったので、すべての小説誌から依頼がきたんです。みんな、「直木賞はうちで獲ってもらいたい」っていう気持ちがあるんですよね。前は1社ずつ1誌でやっていたんですけれど、今度は全部一緒にやったんです。全部引き受けて、全部連載を一緒にやりました。そのときは無意識のうちに、今までと違うことをやるので、まず今までと違うってことを意識しないと

    多忙を極める中で書いた『対岸の彼女』で直木賞を受賞。つねに新しい「課題」と向き合う――角田光代(2) | 文春オンライン
  • 『レプリカたちの夜』 一條次郎著 : ライフ : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

    奇妙な世界 切実な問い この小説をいったいどのように形容すればいいのだろう。とにもかくにもハチャメチャな物語なのである。 多くの動物が絶滅した近未来と 思 ( おぼ ) しき世界。動物のレプリカ製造工場の品質管理部で働く主人公は、ある夜、いるはずのない動くシロクマを目撃する。それは物なのか、工場の製品に何らかの理由で人が入っているのか。彼はどこかよそよそしい工場長から、その正体を探るよう指示され――。 ただ、こうしてあらすじを書いたとしても、この物語のハチャメチャぶりを説明したことにはならないだろう。 やたらと哲学的な問答をしかけてくるミステリアスな女性社員、享楽的な生き方を貫く同僚の男。謎の殺人事件が起これば、いずれシロクマが思わぬ形で再登場し、夜を呼ぶ 巫女 ( みこ ) まで現れて街が闇に包まれる。もとから奇妙だった世界はより大きな奇妙さにのみ込まれ、夢と現実の境界が繰り返しかき混

    『レプリカたちの夜』 一條次郎著 : ライフ : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)